ベッドの種類と選び方の【基本ポイント】

ベッドの種類

ベッドの種類から自分好みのベッドの選び方って、なかなか難しいですよね。

漠然と本や雑誌、通販などをみても、知らないことから選ぶのは、大変ですよね。

ベッドの選び方の基本的なポイントは、

サイズ、材料形状、色、据え置き形状、宮棚付き、マットレス、収納性

などが考えられます。

サイズ

ベッドのサイズには、小さいサイズから順番に、

・セミシングル

・シングル

・セミダブル

・ダブル

・ワイドダブル

・クィーン

・キング

があります。

ベッドのサイズはメーカーにより若干寸法が異なってる場合があります。

よって、以下の寸法は、参考程度に考えてください。

サイズ名称 ( 参考寸法 )

巾 × 長さ  「 単位:mm 」

セミシングル 850 × 1950
シングル 970 × 1950
シングル ロングサイズ 970 × 2050
セミダブル 1220 × 1950
セミダブル ロングサイズ 1220 × 2050
ダブル 1400 × 1950
ダブル ロングサイズ 1400 × 2050
ワイドダブル 1520 × 1950
クイーン 1700 × 1950

セミシングル2台分の巾と同じ

クイーン ロングサイズ 1700 × 2050
キング 1940 × 1950

シングル2台分の巾と同じ

キング ロングサイズ 1940 × 2050

 

セミシングル、シングル

一人部屋で使うなら、シングルが一般的ですよね。

一人暮らしの方も、シングルでいいのかもしれません。

とにかく寝ることさえできれば、という方は、セミシングルはどうですか?

少しでも部屋を広く使いたいと考えてるなら、セミシングルは種類は少ないですが、一つの選択肢だと思います。

シングルは一般的なサイズなので、種類も豊富で、好みのものは選びやすいでしょう。

セミダブル、ダブル、ワイドダブル

ご夫婦やカップルで使うなら、ダブルが一般的ですよね。

セミダブルというサイズはありますが、どちらかと言えば、シングルをもう少し広く使いたい方、といった意味合いも大きいと思います。

実際セミダブルでお二人が横になって寝るのは少し窮屈な感じだと思います。

もう少し具体的に言うと、お二人のどちらかが体型的に大きい方がいる場合は、ダブルでも少し窮屈な感じかもしれません。

この場合は、ワイドダブルにするか、もしくは上のサイズのクィーンにするか、または、お一人ずつ別々のベッドにするか、その辺りも相談する方がいいかもしれませんね。

クィーン

クィーンのサイズは、巾が、セミシングル2台分と同じ寸法です。

これで大体の大きさ、イメージは分かると思います。

クィーンは、ご夫婦やカップルの方が、ダブルでは心もとない、もう少しゆったりと余裕が欲しい、そう感じられるなら、おすすめのサイズです。

巾がどうしてもあるので、ある程度、部屋の大きさも考慮して、選んでくださいね。

商品によっては、セミシングル2台分を横に繋げて、クィーンサイズにするタイプもあるので、その辺りは、よく商品説明を読んでから選んでくださいね。

キング

キングのサイズは、巾が、シングル2台分と同じ寸法です。

これで、おおよそのサイズ、大きさはイメージできると思います。

キングサイズは、ご夫婦やカップルはもちろん、お子様も一緒に横になるなら、丁度良いかもしれませんね。

お子様をご夫婦の間に挟み、ベッドから落ちないように工夫するなど、ベッドが大きい分、アイデア次第で、さまざまなシーンで使えそうですね。

キングも、クィーンサイズと同様、かなりの大きさになります。

ご自身のお部屋の大きさも、十分に考慮して、設置の仕方なども考えて選んでくださいね。

このキングも、クィーンサイズと同様、商品によっては、シングル2台分を横に繋げてキングサイズにするタイプもあります。

その辺りは、商品説明を十分に読んでから選んでくださいね。

 

材料・形状

ベッドに使われている材料は、木材、金属、大抵はどちらかで、木製、金属製になります。

木製は、

木目などを活かして、ベッドとして温かみがありますね。

金属製は、

どうしても見た目は冷たい雰囲気になってしまいますね。

でも中には金属にホワイトなどの塗装が施されているものもあり、部屋の雰囲気に合わせて選べますね。

木製、金属製、どちらが頑丈な作りなのか?

それは寝る人を考慮して荷重計算されているので、気にすることはないでしょう。

それよりもベッド特有の横揺れ、キシミの方が気になる所です。

木製ベッド

木製ベッドは、木という材料の性質上、仕方ない部分もありますが、

ベッドを支える4本の柱を太くすることで、

頑丈にしている商品もあります。

また、

ロフトベッドのように、背が高く、

ベッドの位置が高いタイプの木製のベッドの場合には、

ベッドを支える4本の柱に対して、

隣り合う柱と共に、筋交いを入れることで、

頑丈にし、揺れに対応しています。

金属製ベッド

金属製ベッドは、ベッドを支える4本の柱は、パイプを使っているものが大半です。

木製と同じように、当然、太いパイプの方が揺れに強く頑丈です。

金属製ベッドの場合は、木製に比べ、元々頑丈であることから、4本の柱を太くしていない商品もあります。

金属製でも頑丈性にこだわる人は、4本の柱が太いタイプを選ぶといいでしょう。

また、金属製の場合は、

ベッド全体を囲んでいるフレームの形状にも、厚みが薄いものや厚いものもあるので、それもよく見てください。

金属製ベッドは、木製ベッドに比べ、

見た目がシンプルな作りになっているものが多く、

使用する部屋の雰囲気に合わせて選ぶといいでしょう。

 

ベッドフレームの色

ベッドの色は部屋の雰囲気にも影響するので、好みと合わせて、じっくり考えてもいいと思います。

木製ベッドの色には、

ダークブラウン、ウォールナットブラウン、ナチュラルブラウン、ホワイト、ブラック、などがあり、ブラウン茶系の落ち着いた感じのものが多いですね。

 

ダークブラウン

ウォールナットブラウン

ナチュラルブラウン

ホワイト

ブラック

 

金属製ベッドには、

防錆の必要から、塗装してあるものが、ほとんどです。

色的には、ブラック、グレー、が多く、

おしゃれな、女子向けの色としては、ホワイト、ピンク、などもあります。

 

据え置き形状・状態(ベッドの種類)

部屋にベッドを据え置く形状・状態(ベッドの種類)には、

フロアベッド、脚付きローベッド、ロフトベッド、折りたたみベッド、などがあります。

フロアベッド

フロアベッドは、脚がなく、ベッドフレームを直接、床に設置して組み立てたベッドです。

ベッドの高さがなく、いざ横になる時も楽で、ベッドが低いことで部屋全体が広々とした空間になります。

しかし、ベッド下に空間がない分、湿気がこもり易く、またベッド下を収納に使うこともできません。

脚付きローベッド

脚付きローベッドは、ベッドとしては一番スタンダードな形だと思います。

皆さんが頭に思い浮かぶベッドに一番近いのではないでしょうか。

脚付きからみると、金属製ベッドも、この種類に入りますね。

木製であれば、脚が木のものもあれば、脚だけが金属製のものもあります。

ベッドを支える4本の柱が、

そのまま脚になっているものもあれば、

柱とは別にベッドの底面に脚を取り付けているタイプもあります。

どちらが頑丈で丈夫なのかは、

商品によって異なってくるでしょうが、

ベッドを支える4本の柱がそのまま脚になっている方が、シンプルで壊れにくような感じがします。

これはあくまでも、私の意見ですので参考までに。

 

ロフトベッド

ロフトベッドは、ベッド床下の空間を利用して、収納に使ったり、ソファや勉強机を置いたりと、部屋のスペースを有効に活用できるメリットがあります。

ベッドの高さにより、

ロータイプ、ミドルタイプ、ハイタイプ、に分かれています。

ロータイプ

高さ的にベッドの床下を収納用に使うことが多いです。

ミドルタイプ

ロータイプと同じく収納用に使われますが、若干高さがあるので、ハンガー掛けを取り付け、クローゼットの様に使うといいでしょう。

ハイタイプ

ベッドの床下が高いので、ソファや勉強机を置くだけのスペースがあり、かなり部屋を有効に使うことができます。

しかし、身長が高い方は、ベッドの床底に頭をぶつけない様に注意も必要です。

 

折りたたみベッド

折りたたみベッドは、ロフトベッドと同じく、部屋を有効活用するために使われますが、

他のベッドに比べ、利用目的がハッキリとしており、ベッドを部屋の一部に据え置いて利用する訳でもなく、他のベッドと比較するには、少し意味合いが違うものの様に思われます。

 

宮棚付き

ベッドの頭側の部分に、小さな小物が置ける棚を、宮付き、宮棚付き、といい、ベッドの付属物としては、便利なものになります。

目覚まし時計やスマートフォンなど、小さな物なら十分に置けるスペースがあります。

またコンセント口が付いているものもあり、かなり便利に使うことができます。

 

マットレス

マットレスには、大きく分けて、ウレタンマットレス、コイルスプリングマットレス、があります。

ウレタンマットレス

低反発マットレス、高反発マットレス、があります。

●低反発マットレスは、

体の出っ張りに沿って沈み込み、体全体を包み込んで支えてくれます。

●高反発マットレスは、

沈み込みが少ない分、点で体を支えます。

腰痛がある方などは、沈み込む低反発マットレスより、沈み込みの少ない高反発マットレスの方が腰が曲がりにくいため、良いと言われることが多いです。

腰痛の方でマットレスを使われる場合は、掛かりつけのお医者さまとご相談の上、使用してください。

低反発、高反発とも、好みもあり、体の相性もあるので、購入する前には、店舗などへ出向き実際に触り心地を体験してみてくださいね。

コイルスプリングマットレス

ボンネルコイルマットレス、ポケットコイルマットレス、があります。

●ボンネルコイルマットレスは、

渦巻き状のコイルが隣り合う全てのコイルと繋がれており、マットレス全体が沈み込む構造になっています。

よって、体は面で支えられることになります。

 

●ポケットコイルマットレスは、

渦巻き状のコイルが不織布に一つ一つ包まれ独立して並列に配置されており、コイル一つ一つが沈み込む構造になっています。

よって、体は一つのコイルごと、1点ずつで支えられることになります。

 

マットレスの沈み具合、面で支えるのか、点で支えるのか、好みが大きく影響します。

実際に店舗などで寝心地、触り心地を体験されてから、選んだ方がいいでしょう。

 

収納性

ベッドに関して、収納性というと、ベッドの床下を有効に使う、それに尽きると思います。

収納の仕方で分けると、

●ベッド床下に収納の引き出しが備わっている

●引き出しは無いが既存の収納箱がベッド床下に収まる

●ベッドの床が持ち上がる跳ね上がり式になっている

があります。

ベッド床下に収納の引き出しが備わっている

その大きさに入るものなら、洋服や下着などを入れるといいでしょう。

しかし、床下に引き出しがあることで、ベッド下の換気が悪くなり湿気とホコリには十分に気を付けなければいけません。

引き出しは無いが既存の収納箱がベッド床下に収まる

既存の収納箱がベッド下に収まるのであれば、どのようなものでもいいでしょう。

引き出しタイプとは違い、蓋付きのものを使用し、ホコリには気を付けましょう。

この場合は、ベッド下にはある程度の隙間があると思われるので、小まめに掃除をすることで、湿気とホコリには気を付けましょう。

ベッドの床が持ち上がる跳ね上がり式になっている

マットレスや敷布団を移動させないと使えないデメリットはありますが、ベッド床下を大きく広く使えるので、大きなものまで収納できます。

またベッド床下の全体が収納スペースなので、ベッドの床面の湿気には十分に気を付けないといけません。

 

まとめ

ベッドの選び方は、どこで、誰と、どのように使うのか、それを先に決めないと、ただ漠然と、ベッドが欲しいだけでは、選べません。

夫婦カップルなのか、お子さんがいるのか、部屋の大きさは、日頃ベッドをどのように使うのか?

その辺りを整理してからでも遅くありません。

ベッドは家具としては大きな買い物です。

失敗したでは済まされません。

ご自身や、ご家族とよく相談されて、購入を決めた方がいいでしょう。