ベッドのある寝室の湿気は、気になりますよね。
・除湿シートを敷く
・除湿敷きパッドも合わせて敷く
・すのこベッドを使う
・室内を換気し、エアコンを使って除湿する
・マットレスを立てかけて乾燥させる
ベッド周りの除湿方法と対策がどうして必要なのか?
布団の湿気は就寝時の人間から出る発汗が大きな要因である
どうして布団は、湿気るのかな?
その理由の一つは、就寝時の人間から出ている汗が大きな要因です。
真夏などは、夜といっても気温が上昇をしたままなので、寝ている時にも暑さで寝苦しさを感じます。
案の定パジャマなどは、たくさんの汗をかいてしまい、目覚めた時にはベトベトになることもあるくらいです。
よって、ベッド周りの除湿が必要になってきます。
夏に限らず人は眠っている時に、無意識のうちに一定量の汗をかいています。
夏に限ることなく春や秋、冬でも、穏やかに寝ている時には発汗があり、量としての目安は、一晩でおよそ200mlほどです。
汗は除湿しないと、結構な量になります。
布団を干さない日が続いたり、シーツの洗濯もできないと、その周りも含めて、湿気はさらに溜まります。
それは布団だけに限らず、周りにも影響を及ぼすので、その周りの除湿が必要になってきます。
布団は、起きたら毎回たたんで、押し入れにしまうこともあります。
すると、この場合は、押し入れ周りの除湿の管理も、必要になります。
日々使用する布団は、その周りも含めて、夜のうちに人間がかいた汗が染み込んでいます。
よって、それを毎朝すぐに押し入れに仕舞い込み、戸を閉めると、周りからの通気性が、ほとんどない状態になっています。
湿ったままの布団は、密封された空間で日中を過ごし、また夜になると使われるので、押し入れ周り自体にも湿気がこもってしまい、除湿しないと湿気が溜まる一方です。
ベッド周りを除湿する方法と、その対策とは?
どのような方法で除湿すればいいのかな?
おすすめする除湿の対策方法は、以下の通りです。
・除湿シートを敷く
・除湿敷きパッドも合わせて敷く
・すのこベッドを使う
・室内を換気、またエアコンを使って除湿する
・マットレスを立てかけて乾燥させる
除湿シートを敷く
布団とベッド周りの対策として、除湿シートを敷くのは有効な手段です。
不快なジメジメとした周りの環境を解消するための商品で、カビの発生を予防するためにもなります。
水分をしっかりと吸収し、除湿してくれます。
夜の眠りも、周りの環境も、快適なものに変えてくれるアイテムです。
使い方は、最もカビの発生が起こりやすいマットレスや敷布団の下に、除湿シートを敷きます。
マットレスが、それ自体に重さがあるものであれば、吸湿量が多い除湿シートを選びましょう。
これなら、その周りの湿気を大量に吸収し、除湿してくれるでしょう。
除湿シートの繊維は、常に、周りの水分を吸い続けているわけではありません。
吸収をしたら換気をして、水分を外に吐き出し、乾燥させなければなりません。
使用しているマットレスが、かなり重量があるものなら、除湿シートをこまめに換気、乾燥させる必要があります。
定期的な換気の管理は必要です。
負担になることのない回数で、周りのお手入れが簡単にできるように、最初から吸収が、たくさんできるものを選びましょう。
除湿シートの乾燥方法とは?
物干し竿に掛けて乾燥させる。
または、除湿シートを乾燥、換気する際には、ベッド周りを空けて、マットレスの片側を持ち上げて乾燥させます。
その時の支えには本を使い、本を数冊積み重ねて、マットレスと除湿シートの間に挟み込み、周りを持ち上げると作業はしやすくなります。
除湿シートが、きちんと空気に触れるようにして、風を送り込めるように扇風機やエアコンを使用して乾燥させます。
お手入れが、こまめにできる場合であれば、シリカゲルのシートも向いています。
これには、除湿効果があります。
費用面も比較的安価な商品が多いのも、シリカゲルの特徴であり、消臭性という面でも優秀です。
換気の頻度は3日に1回くらいで大丈夫です。
布団を毎日、上げ下げする場合にも、良いでしょう。
除湿敷きパッドも合わせて敷く
快適な寝具と寝室環境を保つためにも、除湿敷きパッドを敷くと良いでしょう。
寝具やその周りのジメッとした不快感をリセットさせるために、大活躍をしてくれるアイテムです。
除湿用として、手軽に使用することができます。
フローリングや寝具類のカビの発生を、しっかり守ってくれるでしょう。
たっぷりと、その周りの不要な水分を吸い込んで、除湿してくれますので、定期的に、太陽の下で干して、スッキリと乾燥させます。
水分を多く含むほど、少し重みを感じます。
しかし、晴れた日の午前中に干しておけば、午後にはすっかり乾き、また良い仕事を繰り返ししてくれる心強い味方です。
商品によっては、周りからの除湿によって水分が溜まると、色が変わるセンサーが付いています。
その色を見ることで、干す目安・タイミングを知ることができるなど、便利な商品も多くなっています。
色が変わるセンサー付きの場合は、太陽に干して乾燥をしたら、また色が元に戻るなど、わかりやすい機能です。
様々なパッドの種類が市販をされていて、商品によっては洗えないものもありますが、洗濯機で丸洗いできるものもあります。
ベランダに干すだけではなく、たまには洗濯機で洗いたいなら、まずは丸洗いできるかどうか、確認しましょう。
サイズの種類も豊富ですから、シングル、ダブル、セミダブルなど、用途に合わせた選び方ができます。
毎日の心地の良い眠りのためにも、寝具周りの湿気対策、除湿は必要です。
日頃の簡単なお手入れが、最高の眠りをもたらす要素になります。
すのこベッドを使う
湿度が上がりやすい、ベッド周りの除湿方法には、湿気がこもらない構造のものを採用するのも、ひとつの方法です。
湿気に強い物の目安としては、床板が「すのこ」になっているものがおすすめです。
すのこベッドの特徴は、床板に隙間が出来ているので、そこから通気が行われ、周りに余計な湿度を逃してくれる効果を期待することができます。
最近では、すのこタイプの種類も多くなっているので、入手するのは簡単です。
しかし、すのこタイプにするだけで、十分な対策が可能になったとは実感できないはずです。
なぜなら、湿気がその周りで漂い、湿度が高くなってしまうのは、構造以外にも色々な要因があるからです。
そこでまず、考え直してほしいのが、寝床の下の収納空間の利用です。
寝床の下に収納があると、確かに便利で使い勝手がいいのです。
しかし、収納部分が空気の通り道をふさいでしまうわけです。
その結果、ベッド周りには湿気が溜まってしまいます。
就寝中に私達は、想定以上に多くの汗をかいています。
その水分は、マット周りなどを通して床に到達します。
そのままでは、湿気は周りに放出されることなく、寝床の下に溜まり続けることになります。
寝床の床下の収納周りには、替えのシーツやカバーなどのほかに、下着なども入れることになります。
寝床の床下に、物があると湿度が異常に高まり、周りにカビが発生することがあります。
カビが発生すると取り除くのが難しいばかりでなく、臭いも残るので対処は大変です。
できれば床下部分は空けて、その周りは、オープンスペースにしておきましょう。
室内を換気し、またエアコンを使って除湿する
ベッド周りの除湿を検討する際には、その周りばかりに気を取られがちです。
もう少し大きく、湿気対策を考えましょう。
湿度を調整する基本は、室内の換気をこまめにすることです。
最近の住宅では、戸建て住宅やマンションなどの集合住宅を問わず、省エネ性能をアップさせるために、気密性が非常に高くなっています。
朝起きたら、周りの窓を開けて、空気を入れ換えるだけでも、かなりの除湿対策になります。
しかし、時には雨の日もあるでしょう。
そこで、エアコンのドライ機能を活用する方法もあります。
もっともドライ機能は、電気料金の面で言うと冷房よりも高くなる傾向があります。
エアコンは、頼りすぎるのも注意が必要です。
空調する際に、部屋中の空気を回収し、冷媒などで冷やして、冷たい空気を屋内に送り返してくれます。
エアコン内部は水分が豊富です。
よって、ホコリと水分を栄養にして、周りにカビが発生することがあります。
マットレスを立てかけて乾燥させる
マットレスを使用していると、湿気が溜まってしまいます。
先ほど紹介したように、人間は就寝中に大量の汗をかきます。
その汗が、周りに湿気をもたらします。
夏場であれば、なおさらそうです。
冬場であっても、その環境にはさほど変化はありません。
発汗作用は、人間の基礎代謝の結果ともいえる、至極当然の現象と言えるからです。
シーツを変えたり、季節に応じて布団を変えるだけでは、マットレスの周りに溜まった湿気は、一年中、高いレベルのままで留まることになります。
高い湿度は、カビの繁殖のための発生場所を提供するばかりでなく、カビ自体が周りに放出する成分は、アレルギーの原因にも、なってしまいます。
人によっては、周りに放出されたカビが、ぜんそくの原因になっていることもあります。
そこで、マットレスそのものの湿気対策を取ることも、除湿を考える上では有効です。
おすすめは、マットレスを垂直に立てかけることです。
定期的に立てかけることで、マットレス周りには、より一層効果的な除湿を可能にします。
ベッド周りの除湿の方法と対策【まとめ】
どうして布団は湿気るのか?
それは、寝ている間に、人間から出ている汗が大きな原因です。
除湿をする方法と対策
・除湿シートを敷く
・除湿敷きパッドも合わせて敷く
・すのこベッドを使う
・室内を換気し、またエアコンを使って除湿する
・マットレスを立てかけて乾燥させる
湿気は、溜まると大変なことになります。
ベッド周りの除湿は、こまめにおこないましょう。